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2018/11

こみっとからの
お知らせ

2018.11.28 | facebook-news

こみっと日記

こみっと日記
其の64

こんにちは。
今週の月曜日にプログラムCBT(認知行動療法)にメンバーさんと一緒に参加しました。今日は認知について少しお話ししたいと思います。

みなさんの周りに「自分はいつもツイている」というAさんと「自分はいつもツイていない」というBさんがいませんか?
Aさんはいつも笑顔で、Bさんはいつも沈んだ表情をしているような気がします。毎日の生活の中での出来事は、ある程度誰にも同じように起きているのではないでしょうか?

例えば…バスが遅れてきたので約束の時間に間に合わない!!そんな時は誰しもイライラしたり、不安になったり焦って、バスが悪い!と腹を立てますよね。その後、どういう風に想いを巡らすか…これを認知というそうです。

【Aさんの場合】
認知…困ったな。でも大丈夫。何とかなると思って相手に電話して、説明し、謝る。そしてバスが遅れたのは自分のせいじゃないと思う。

結果…少し遅れたけど相手もわかってくれて許してもらえるかもしれません。そして、次回からはもう少し時間に余裕をもって出かけようと学習も出来ました。

【Bさんの場合】
認知…どうしよう。もうダメだ。相手は怒って、自分をダメな人間だと思うだろう。自分はいつもこうだ、と悲観的になる。

結果…もう行くのをやめるかもしれない。たとえ行ったとしても不安、怒りが表情にあらわれたまま会うことになり、大事なその日を台無しにしてしまう。

以上のように、認知の違いによって、結果、ついているか、ついていないかが違ってきます。自分の認知のパターンは、アセスメントシートに記入することで見えてきます。それを繰り返すことで、誰しもAさんのようになれるとしたら、嬉しいと思いませんか?

ぜひ、みなさんもCBT(認知行動療法)について触れてみてはいかがでしょうか?

2018.11.22 | facebook-news

こみっと日記 其の63 レッツSST!

こみっと日記 其の63 レッツSST!
   
毎日の生活の中や、仕事場において、「うーん、困った!」という場面に一人で悩んでしまうこと、皆さんはありませんか?
    
こみっとでは、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)のプログラムの時間を設け、みんなで練習しています。
  
SSTとは簡単にいうと、そうした場面でのコミュニケーションや、あるいは「スッキリ起床する」「決まった時間に薬を飲む」などの生活課題を練習し、できることを増やしていくもの。たくさんテーマを出し合い、この日は
  
——————–
①休職中「今、何しているの?」と周りの人に聞かれたときの答え方
②家族に頼んだ買い物が期待と違うものだったとき、自分の気持ちを伝えつつ結果を受け入れる方法
③帰り際に仕事を頼まれたときの上手な断り方  
——————–
  
の3点に取り組みました。
  
まず取り組みたい課題を出した方が自分でやってみて、お互いに見合い、良いところと、もっとよく出来るためのアイデアを出し合います。この、お互いに見る、というのがとってもいいんです。
  
この日は③の場面を、少し内容を変えて二人の方が取り組まれたのですが、「この体の向け方、相手の方の話をちゃんと受け止めていて、◯◯さんらしくてとてもいいね!」「このやり方は、自分のパターンと違うけれど、ぜひやってみたいなあ」と感想が飛び合いました。
  
そう、不思議と、Goodなポイントに、その人の素敵なところや強みが自然と現れるのが、面白いんですよね〜♪ SSTでは必ず良いところをフィードバックしあうので、発表する人も、見ている人も、みんなで自分の強みに気づき合い、一緒に練習できるのがSSTの素敵なところだな〜と感じます。

上手に気持ちを伝えるのは、誰でも難しいものです。
でも、みんなでやってみて、アイデアを出せば、なにかよいヒントが見つかるかも知れません。
  
清水先生も「大丈夫! おそるるに足らず。習うより慣れろ、ですよ」とニッコリ。それぞれに宿題を持ち帰りました。次回の報告が楽しみです!

2018.11.15 | facebook-news

こみっと日記

こみっと日記
其の62

11月も半ばになりましたね。冬の足音がもうそこまでやってきています。

ところで皆さんは、やる気を持続させるために何か工夫していらっしゃることってありますか?

現在委託訓練中のAさんは、まさにこのやる気を持続させるために頑張っていらっしゃるメンバーさんのお一人です。実はAさん、訓練前は一日5時間週3~4日の正味1ヶ月間の訓練に続けて通うことができるだろうかと、大変ご不安を抱かれていました。

そこで、まずは訓練のスケジュール表を見ながら、この1か月間をどう乗り切るかご一緒に計画を立てました。最初のうちは慣れるまで緊張もするし、気も張っているから、疲れが出てくるとしたら第2週目あたりからかなとか、この週は一日行って一日休みのペースだから比較的乗り切りやすいかなとか、この週は連続4日間の訓練だからかなりきついなというふうに、まずは状況をイメージ。やる気が途切れそうな時期に、訓練終了後近場のカフェで面談を行いストレスを発散する、合間のお休みを利用してご自身が健康管理のために実践されているウォーキングや趣味のアロマテラピーを取り入れる等、色々と策を練りました。

そのうえで、Aさんがそもそも委託訓練を受講しようとされた目的は何かをもう一度振り返り、しんどくなった時には「初心に帰る!」ことを確認しました。

時折こちらから「Aさん、訓練4分の1が終わりましたね。」とか「3分の1が終わりましたね。」とメールを入れると、Aさんから「今日も無事一日終わりました!」、「今日はウォーキングに行ってきました。」などお元気そうなメールが返ってきます。

先日カフェで面談した際は、合間のお休みの日にあんまり張り切り過ぎると、翌日疲れが出てしまうことがわかったとか、一日行って一日休みの週は乗り切りやすそうに見えて実はペースをつかむのが難しかったなど、ご自身の気づきもしっかりと把握されていらっしゃいました。就職されてからも活かせる気づきだと思います。

訓練日数の8割出席で修了証がもらえるということもあり、Aさんはそのことも目標に訓練に励まれています。
もうすぐ訓練の2分の1を終えられるAさん、訓練終了が大きな自信に繋がられることを願いつつ、応援する毎日です。

2018.11.14 | facebook-news

こみっと日記

こみっと日記
其の61

こんにちは。
昨日は夜の部を開催いたしました。登録中のメンバーさん2名、お仕事をされているメンバーさん3名の計5名のご参加がありました。

今回の夜の部のメニューは豚汁と混ぜ込みご飯のおむすび。
豚汁はボランティアさんが作成してくださいました。具だくさんで厚切りの豚肉も入った豪勢な豚汁!「あったまるねぇー」「栄養たっぷりだねぇー」と皆さんで美味しく頂きました。
混ぜ込みご飯のおむすびは、メンバーさんが協力して握って下さいました。コロコロと可愛い形を頬張ると自然と笑顔がこぼれますね。

豚汁とおむすびをいただきながら、各々、近況報告。
勤務時間についてや地域の居場所について等の真剣な話から、テレビや好きな芸能人等の世間話まで、皆さんでワイワイお話をしました。

夜の部に参加されることで、少しでも気分転換やお仕事へのエネルギーにつながっていくといいなぁと思っています。そんな場所、時間になると嬉しいです。
わたしも、いろんな話をワイワイしたのは久しぶりだったので、元気をいただきました~。いつもありがとうございます。また来月もお待ちしておりますね~!

2018.11.12 | facebook-news

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こみっと日記
其の60

こんにちは。
ここ最近は雨も降るや、気温も朝・昼・晩と変化が著しい日々で何となく落ち着かないかな~と感じております。

この間、岩嶋先生こと‘としちゃん’の就活準備クラス講座に出席させて頂きました。
就活は一人一人違うことを前置きにして
就活で大切なことは?
【自己理解と企業研究】という事を話してくださいました。
今回は特例子会社と一般企業の違いを話してくれました。
メンバーさんからも特例子会社をちょうど応募された方もいらっしゃって、お話してくださいました。

面接に同席させて頂くと、先ず丁寧に企業の説明をして下さるところも増えてきましたが、事前に企業の情報を入れておくと、その後の質問などにも、自身がそこで何が出来て、どうステップアップしていきたいか等、どんなビジョンを持っているかが話せることは、企業に伝わりやすいと思いました。
求人から読み取れることもありますが、ホームページをみて、どんな会社かな?と知れるといいですね。
一人でどう見たらわからない!という事もあると思いますが、そんな時は担当スタッフが一緒にみて研究してみるのもいいかと思います。

自己理解については
これはほぼ面接で聞かれます。
企業によっては、発病のきっかけになる背景や、不安定になった時の状態や、その時の対処法を持っているかなど、かなり詳細に聞かれてくることがあります。
「イエス・ノー」だけで終わってしまうと、企業はその人が何をもって応募してきたのか、、どんな人で、どんな時に困って、どんな手助けをしていいのか、そして、その人もそこにどんな努力をしているのか、というのが伝わらないのが、とってももったいないな、とおも事があります。

書類作りに関しても、書面にその【ひととなり】がをどう落とし込むか、というのは本当に難しい事ですが、書類審査が増えた昨今は、ここにも力を入れたいところですね。

定型文ではなく、また、一企業ずつちゃんと志望動機もそうですが、アピールポイントも変えていく事も大切と。
働きたい思いも、きれいな言葉ではなくていいので、自分の仕事への思いを書くことで、熱量の伝わりが違うとのことです。

書類を作る前に遣っておくといいのが、職歴やその他活動含めた年表の原簿を作っておくと良いとのことです。

これは私も利用者さんと作った事がありますが、そこから「どんなこと頑張ったの?」「何か辛いことあった?楽しかった?」「これってどんな内容?」と
わたしも利用者さんも「ああ、こんなこともあったな」と再発見や再認識ができてとてもいいな~と思います。

配慮のところも、自分の素敵なところも、なかなか自分では発見できない事もあるかと思いますから、スタッフや、また周りの人にも色々聞いてみてもいいですね!

履歴書、職務経歴書または自己紹介書は
「わたしはこんな人です」と伝えるツールかと思いますので、色々カスタマイズしてみてくださいね。
(履歴書はJIS規格のものが基本ですが、職務経歴書は自由書式なので自分の事が伝わりやすい工夫もあると良いとのことでした)